最近読んだ本で、老いなき世界 LIFE SPANという本がありました。 著者のシンクレアさんはこの中で、「老いは病気である」と述べています。 病気なら治療法が見つかるはずだ、そうすれば誰でも少なくとも120歳までは生きられるだろうと。 キーポイントは長寿遺伝子と言われているサーチュイン遺伝子にあるようです。 マウスや酵母の実験でサーチュイン遺伝子を活性化すると寿命が延び、若々しくなると述べています。 人間でもサーチュイン遺伝子はあるのでこれを活性化すれば健康で長生きができるというわけです。
このための方策の一つはカロリー制限です。摂取カロリーを制限して少し飢餓状態にするとサーチュイン遺伝子が活性化することが確認されています。 もう一つは運動です。適度な負荷がかかった運動はサーチュイン遺伝子を活性化させてくれます。 でも、カロリー制限も運動も嫌だなという人はどうしたらいいでしょう。 この本の著者の同僚の今井眞一郎博士はNMN (ニコチンアミドモノヌクレオチド、ビタミンB3の一種)がサーチュイン遺伝子を活性化させてくれるのを発見したのです。 そうするとNMNを飲んだり注射したりすると元気で長生きできる可能性があります。
来年から私もこの薬を点滴してその効果を検証して皆さんにお知らせしようかと考えています。
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